最先端技術と車いすフェンシングの融合

2018/12/9

11月27、28日にNTT武蔵野研究開発センタ(東京都武蔵野市)内で行われたR&Dフォーラム2018(秋)にて、車いすフェンシングの3Dホログラム展示が開催された。

 

①試合を撮影するカメラ


この展示は、NTTグループのイマーシブテレプレゼンス技術「Kirari!」を使用したものとなっている。イマーシブテレプレゼンス技術とは、ネットワークを通して、競技空間やライブ空間を別空間に「丸ごと」伝送し、再現する技術である。

 

展示では、車いすフェンシングの試合の様子を正面とサイドに設置された2台のカメラで撮影。さらに物体位置を計測する赤外線センサのデータを映像データと統合すると、3次元位置情報を持つ映像が作成される。

生成された映像は別空間に設置されたディスプレイ表示され、その映像をハーフミラーで反射することで、3Dホログラムが現れる。

②位置情報を記録する赤外線センサ


「Kirari!」の最も革新的な点は、前後左右どの方向からでも立体的な中継映像を楽しめるという点である。現在のパブリック・ビューイングは、平面映像を観戦するかたちとなっているが、「Kirari!」が本格的に実用化されれば、多方向から試合を観戦することができる。

 

今回はコンセプト展示のため2台のカメラで撮影していたが、4台のカメラで撮影すれば、全ての方向からの視点をカバーすることができるのである。

 

③試合のデモンストレーションを行う選手たち

④ハーフミラーで反射される前の映像


今回の展示では、フルーレの選手2人が試合のデモンストレーションを行った。

試合の模様が離れた空間にて3D映像で中継される様子に、会場を訪れた多くの人々が足を止めて見入っていた。

 

さらにこのプログラムは、12月5-7日に東京ビッグサイトにても行われる予定である。

車いすフェンシングは競技空間が小さいということもあり、「Kirari!」の利点が最大限に活かされる競技とも言える。

 

この「Kirari!」を活用することで、車いすフェンシングの魅了がより多くの人々に伝わることを願っている。

 

⑤生成された3Dホログラム

⑥拡大撮影した3Dホログラム


早稲田スポーツ新聞会 藤岡小雪

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コメント: 1
  • #1

    あさひたろう (日曜日, 13 1月 2019 10:04)

    素晴らしい技術があるのですね。
    インパクトのあるいいものだと思いますので、どうやってみんなに知ってもらうかですよね。
    車椅子フェンシングの魅力がどんどん広まっていけばいいなぁと思います。