笹島貴明選手 #3

私たちの慶應大学の先輩、笹島貴明選手の活躍を伝える連載の第3回。今回は、再び赤羽スポーツの森公園競技場にある練習スペースを訪れ、京都で行われた全日本車いすフェンシング選手権大会を終えてからの変化や、今後の目標について取材した。 

  

フェンシングの指導をする笹島選手
フェンシングの指導をする笹島選手

 前回の7月の練習見学以降、新たに競技を始めた選手も何名か加わり、練習の雰囲気はとても和気あいあいとしていた。性別や年齢に関係なく、全ての人が気軽に競技に参加できる。久々に練習場を見学し、そういった車いすフェンシングの魅力を改めて実感した。今回の取材の目的である笹島選手にもまた、若き新人剣士に対し攻撃のコツを指導する姿が見られた。「競技人口が増えるのは単純に嬉しいです。教えることを通じて、自分も一緒に成長したいです」と、先輩としての頼もしさを覗かせる。リオ五輪の時期には競技がテレビCMに取り上げられ、その名が全国に知られるようになったことは間違いない。だが、競技としての普及はまだまだ道半ば。後進の育成というのも、選手にとっては大事な役割の一つだ。    

 練習が一区切りついた頃、夏の大会やその後の練習について、改めて詳しく話を伺うことができた。まず、大会で感じたことについては「世界との壁」を挙げた。香港からコーチとして迎えた馮英騏氏は、シドニー、アテネのパラリンピック金メダリスト。世界の第一線で活躍した選手と対峙し、「世界のレベルというのは日本の遥か先にあるんだな、と改めて意識できた」と語る。そして、それからの練習では「フォームへの意識づけ」を取り入れていると言う。現在はスピードやパワーだけでなく、「あえてゆっくりした動きで相手の突きをかわして攻撃する」など、攻撃のバリエーションを増やしていくことにも挑戦しているようだ。

 

 今後の試合予定について尋ねると、「12月にエキシビションという形で、自分を含め関東から選ばれた4選手で試合をやらせてもらうことになっています(安直樹選手、加納慎太郎選手、藤田道宣選手、笹島選手)」と教えてくれた。実現すれば、「1試合でも勝利して3位以内に入りたいです」と気合十分だ。なお、試合は駒沢体育館で開催される、全日本フェンシング選手権大会中に行われる予定。実力者らによるハイレベルな戦いが、今から楽しみだ。

 

◎笹島選手がNHK・ラジオ深夜便に出演致します!

11月25日(金)23:15〜翌1:00

車いすテニスプレーヤーの齋田悟司(さいださとし)選手とゲスト出演!ぜひお聞きください!

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コメント: 1
  • #1

    ひろ (金曜日, 18 11月 2016 10:07)

    12月の予定をアップしてください。