日本財団パラリンッピックサポートセンターのプログラム「広報インターン」

車いすフェンシングの担当は2018年度から「早稲田大学スポーツ新聞会」の方たちが担当となりました。

慶應大学スポーツ新聞サークル「慶應スポーツ新聞会」に引き続き宜しくお願い致します。

 若い感性で車いすフェンシングを伝えてくれます

パラスポーツ体験デー

 1月13日、イオン葛西店の4Fで「パラスポーツ体験デー」というイベントが行われた。

 

このイベントでは、車いすフェンシング、ボッチャの2種類のパラスポーツと、陸上競技などで使われる競技用車いすを全て無料で体験することができる。

 

私たちにとっても身近な施設である、近所のショッピング施設で行われるイベントかつ、土曜日であることも相まって様々な方々が体験し、その中には子供の姿が多く見られた。また、子供用に景品も用意され、楽しんで参加していた。

車いすフェンシング体験をする女の子


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京都取材8月19日

8月19日から21日の3日間、京都の練習場にて育成合宿が行われ、学生広報インターンが取材に出向いた。合宿は、強化合宿と育成合宿に分かれており、強化合宿は主に日本代表として国際試合に出場する強化指定された選手が参加、育成合宿は強化指定を得ることを目標とする選手が中心なため、参加する選手が少し異なるそうだ。

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ちばフェスタレポート

6月11日、千葉県幕張メッセで、「県民の日ちばわくわくフェスタ2017」が開催された。2020年に行われる東京パラリンピックでの車いすフェンシングの会場が幕張メッセということで、このイベントでは車いすフェンシングの体験ができるブースが設けられた。他にも、レスリングやボッチャなどの競技体験、柏市の高校の吹奏楽部の演奏、千葉のご当地グルメなど様々な分野のブースがあり、一日では回り切れないほどだ。

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ゴールドパートナー契約会見取材レポート

 519日、日本車いすフェンシング協会が住友三井オートサービス株式会社と初のゴールドパートナー契約を結んだことを発表した。私は赤坂の日本財団ビルで行われた会見に出席し、その模様を取材。2020年パラリンピックに向けた選手・コーチの強化プランや大会目標などについて、小松真一理事長の口から具体的に語られた。

 

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笹島貴明選手 #5

名前の入ったメタルジャケットを初めて着た笹島選手
名前の入ったメタルジャケットを初めて着た笹島選手

慶應大学の先輩である笹島貴明選手の活動を追う連載の第5回。私たちは、53日から6日にかけて京都で行われた合宿を取材した。協会から強化選手に選ばれ、日の丸を背負う一人となった笹島選手。早速、翌週の10日にはオランダワールドカップが控える。笹島選手にとっては初めての国際大会。今回は、競技者として新たなステージに立った笹島選手の今、そしてこれからについて話を聞いた。

 

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京都取材レポート

教室の扉を開けると日本代表の練習所が広がっている
教室の扉を開けると日本代表の練習所が広がっている

ゴールデンウィーク真っ只中の5月初旬、私たち車いすフェンシング広報インターンは、京都で行われた強化合宿を取材した。強化合宿は、東京を拠点としている選手の中で、世界大会に出場する選手たちが京都の練習場に集まり、京都の選手たちとともに練習を行うものである。今回は、5月7日からオランダで行われるワールドカップに向けて最後の調整を行う位置付けだ。

 

 

京都での練習場所は以前と変わらず廃校となった小学校。しかし、その雰囲気は昨年8月に取材した時とはかなり違っていた。2020年の東京パラリンピック開催に向けてのフラッグやトロフィーをはじめとするさまざまな品が飾られていたほか、競技用車いすには「JAPAN」のマーク。まさにここが日本代表の成長する場所だと言わんばかりに輝きを放っていた。

 

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合宿取材第1回 W杯に向けて&笹島選手#4

w杯に向けて練習する安選手と加納選手(手前)
w杯に向けて練習する安選手と加納選手(手前)

24日、私は京都での合宿へ日帰りで伺った。私たちが京都での取材をさせていただくのは、去年の8月以来の2回目だが、私自身が合宿を見学するのはこれが初めて。これまでの東京都北区赤羽での練習取材とは少し違った心持ちでの取材となった。

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北区赤羽体育館オープニング記念イベント

 

1月29日、車いすフェンシングが拠点を置いている北区に、新たな体育館がオープンした。そのオープンを祝う盛大なイベントが行われ、私たち広報インターンも取材させていただいた。

 

イベント開始は午前9時30分。9時前に会場に到着した私たちを待っていたのは、真新しい体育館とイベントに参加するために列をなす大勢の人の姿だった。体育館隣の公園を埋め尽くす人に圧倒されつつ体育館へと入る。体育館の中では、準備も佳境を迎え、東京2020オリンピック・パラリンピックフラッグツアーアンバサダーとしてイベントに参加される、TOKIOの長瀬智也さんがリハーサルをする姿も見える。テレビカメラ、報道関係者も多数入り、会場は緊張感と高揚感に包まれていた。外で開始を待ちわびていた多くの人々が入場すると、まもなくイベントがスタート。小学生ほどの小さなチアリーダーたちのダンスでイベントは華々しく幕を開けた。

 

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デジタルマンガキャンパスマッチ見学会

「Be The HERO」部門に関する広報チラシ
「Be The HERO」部門に関する広報チラシ

 私たちはこれまで、車いすフェンシングの練習や試合を見て、その魅力をお伝えしてきたが、今回は少し違った視点から発信していきたい。

 

 11月11日の金曜日、そこには車いすフェンシングの選手でも、指導者でもない若者たちが集まっていた。彼らは今回、デジタルマンガキャンパスマッチに新設された「Be The HERO」部門に参加する方々だ。まず、彼らが参加したこの企画について説明したい。

 

 デジタルマンガキャンパスマッチとは、漫画家や出版社、関連産業とマンガの学校が協力して、学校・学生とプロのビジネスをマッチングするプログラムである。その第3回目を迎える今回、東京都の障がい者スポーツ施策「Be The HERO」から始まった企画として、「Be The HERO」部門が設立された。そして、マンガ作品に描く障がい者スポーツの一つとして、車いすフェンシングを見学することになった。

 

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パラスポーツ体験デー

 1月13日、イオン葛西店の4Fで「パラスポーツ体験デー」というイベントが行われた。

 

このイベントでは、車いすフェンシング、ボッチャの2種類のパラスポーツと、陸上競技などで使われる競技用車いすを全て無料で体験することができる。

 

私たちにとっても身近な施設である、近所のショッピング施設で行われるイベントかつ、土曜日であることも相まって様々な方々が体験し、その中には子供の姿が多く見られた。また、子供用に景品も用意され、楽しんで参加していた。

車いすフェンシング体験をする女の子


握り方を教えてもらう男の子

 車いすフェンシングには約20人が体験しに来ており、やはり親子連れの子供の参加者が多かったようだ。

 

インタビューさせていただいた子供たちはみな「楽しかった!」と瞳を輝かせた。「剣って折れないの?」「突かれたら痛くないの?」など興味津々に質問をしてくる子供もおり、また「重かった」「手が痛かった」「まっすぐ突くのが難しかった」などの子供らしい正直なコメントもあった。

 

フェンシングという初めての体験に少し躊躇する女の子もいたが、おそるおそる最初は触っていたのが、途中から楽しんでいる様子が見られた。どの子供たちにも共通したのは、車いすフェンシングというスポーツに初めて触れ、体験して、ワクワクドキドキしていたということだろう。

親子連れのお母さんからは、「貴重な経験をさせてもらった」という声や、「子供に合わせているとはいえ、車いす同士の距離が近くて驚いた」という声もいただいた。


このイベントを主催している区の職員の方からも話を聞くと、車いすフェンシングは初めての体験だったらしく、「剣が予想より軽かったので身軽に動けるかと思ったが、突くのは難しかった」とのことだった。

このように車いすフェンシングに触れあえる機会がどれだけ重要であるか、ということを再認識させられた。

イベント会場


作業する新米スタッフ

 このイベントによって、より多くの人に車いすフェンシングのことを知っていただけたと思う。

今年には車いすフェンシングのワールドカップが初めて日本で開催されることが決まっており、2020年には東京パラリンピックが待っている。

日本の選手がより力をつけることはもちろんだが、多くの人に車いすフェンシングに対してもっと興味を持っていただくことが重要だ。そのために我々広報インターンも尽力していきたいと思う。

 

 また今回初めて、車いすフェンシング協会として参加されたスタッフもいた。私が最初は初参加とは気づかないほど、自然に働いていたが、車いすの設置の仕方など、まだ分からない点も多いそうだ。

こうして車いすフェンシングに関わる人が増えていくことで、日本国内での車いすフェンシングが、どんどん競技としての厚みを増していくのではないかと感じた。


慶應スポーツ新聞会 高山実子

JAPAN SPORT COUNCILからの助成金

JWFAの強化合宿は JAPAN SPORT COUNCILからの競技力向上事業助成金を受けて運営されています。

強化合宿の風景をご紹介させていただきます!

笹島貴明選手 #6


私たち慶應大学の先輩である、笹島貴明選手の活躍を伝える連載の第6回、今回は育成合宿での取材を通して、6~7月に行われた世界大会での成果から今後の目標に至るまでのお話を聞いた。

6~7月に行われたポーランドワールドカップは、笹島選手にとって二度目の国際大会。初めての世界大会である経験したオランダワールドカップでは、一つも白星を挙げることができず悔しい結果に終わったが、ポーランドワールド大会では、予選で勝利を挙げ決勝プールに進むことができた。その成績だけでも笹島選手の成長がうかがえるが、決勝プールで中国の強豪選手と戦うことができたことも大きな収穫だったという。中国の選手は身長が高く腕も長いため、届く範囲が広い。したがって、日本人同士で戦っていて当たり前の感覚が、世界レベルでは通用しないことに気づかされる。海外の選手と戦う難しさを体感できることも世界大会に出場する意義になるのだろう。

 

実践練習後、他の選手と談笑する笹島選手
実践練習後、他の選手と談笑する笹島選手

 

大きな収穫のあったポーランドワールドカップ後、笹島選手を褥瘡(じょくそう)が襲う。褥瘡とは、いわゆる床ずれのことで、皮膚が圧迫されることによって血流が悪くなり、傷ができてしまう症状を指す。車いすフェンシングに限らず、車いすバスケットボールなど車いすを使った競技をする人は発症しやすいという。笹島選手の傷は、現在ではほぼ治っているが、約二か月の間はフィジカルトレーニングのみで実戦練習を行うことができず、今回の育成合宿が久しぶりの練習だったそうだ。それだけに「ブランクを感じる」と一言。周りの選手たちが実力を伸ばしていることを喜ばしいと感じる反面、悔しそうな様子だ。しかし、「久しぶりに他の選手とともに戦い、キィコーチの指導を受けたことで心機一転することができ、フィジカルトレーニングの成果も楽しみ」と前向きな姿勢を見せた。

 

キィコーチの指導を受ける笹島選手(左)
キィコーチの指導を受ける笹島選手(左)

 

当面の目標として、「まずは元の状態に戻していきたい」と語り、休養中のブランクを埋めることを掲げた。しかし、10月に行われる予定の日本選手権まではすでに二か月を切った。「10月に入る頃にはさらにレベルアップしたい」とのことで、日本選手権に向かって調子を上げ、前回の日本選手権のベスト8を上回るベスト4以上の成績を目指す。その後は、ローマで行われる世界選手権も続く。笹島選手は、練習に対するひたむきさと前向きで明るい姿勢を活かし、これからも進み続けてくれるだろう。その姿を見るのが楽しみだ。

 

(記事・清野日奈子)

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京都取材8月19日

8月19日から21日の3日間、京都の練習場にて育成合宿が行われ、学生広報インターンが取材に出向いた。合宿は、強化合宿と育成合宿に分かれており、強化合宿は主に日本代表として国際試合に出場する強化指定された選手が参加、育成合宿は強化指定を得ることを目標とする選手が中心なため、参加する選手が少し異なるそうだ。

練習場に足を踏み入れるといつも感じること、それは設備の充実。以前はピストの下にカーペットを敷いていたが、現在は専用の金属製の板が敷かれている。また、ピストの数も増加した。最も目立つのは、車いすフェンシングと住友三井オートサービスの垂れ幕。今年5月に住友三井オートサービスとスポンサー契約 を締結したことは記憶に新しいが、その垂れ幕が車いすフェンシングの新しい一歩を物語っていた。

新しい設備のもと、選手たちは自身の実力アップに努めている。育成合宿に参加していた角田成選手は、「合宿に参加するのはキィコーチの指導を受けられるから」と話す。キィコーチは車いすフェンシングの経験者だからこそ可能な選手の体や状態に合った指導をしてくれるとのこと。キィコーチからのレッスンで技術を身に付けてから試合形式の練習で実践するという流れで、多くの選手が実力向上を目指している。また、中川清治選手は、「合宿はレベルの高い選手と練習できる場」と話した。実戦 練習の際は、戦っている二人と審判を合わせた三人が、助言などの会話を通じてプレーをより良くしようとする姿が見られた。合宿で多くの時間を共に過ごし、同じように車いすフェンシングに熱心に打ち込む仲間だからこそ強まる結束があるのだろうと感じた。

 

キィコーチとのレッスンに励む角田選手(左)
キィコーチとのレッスンに励む角田選手(左)

 

練習に励む選手を和ませる新しい存在が、キィコーチの妻であり、4月から車いすフェンシングの専属ナースとして選手をサポートするマンディさんだ。マンディさんは、出身である香港で看護師の経験があるほか障害者スポーツの国際大会でのボランティア経験があり、ケガの心配の絶えない選手に寄り添うことのできる知識を備えた適任者だと言える。しかし、マンディさんの魅力はそれだけではない。穏やかで優しさあふれる人間性が、多くの選手やスタッフの心をつかんでいる。 また、マンディさんは日本語を勉強中で、選手と進んでコミュニケーションを取っている。選手や監督、コーチとたわいもない話をするマンディさんを見ていると、いるだけで周りが安心し、笑顔になれるような雰囲気を作り出しているようだった。

 

実戦練習の周りには自然と人が集まってくる
実戦練習の周りには自然と人が集まってくる

 

練習とは、自身の実力を向上させるために自己と向き合うことである。そのためには、練習設備が整っていなければどうしようもない。したがって、設備の充実は、確実に必要な要素であるに違いない。しかし、設備だけがそろっていれば良いというのではないはずだ。キィコーチ、仲間の選手たち、マンディさん、監督・・・多くの人たちとの関わりがあるからこそ、選手一人では成し得ない成長を遂げ、強さへとつながっていくのだと感じた。車いすフェンシングに関わる人々のあたたかい絆で、きっとこれからさらなる進化を遂げていくだろう。

(記事・清野日奈子)

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ちばフェスタレポート

6月11日、千葉県幕張メッセで、「県民の日ちばわくわくフェスタ2017」が開催された。2020年に行われる東京パラリンピックでの車いすフェンシングの会場が幕張メッセということで、このイベントでは車いすフェンシングの体験ができるブースが設けられた。他にも、レスリングやボッチャなどの競技体験、柏市の高校の吹奏楽部の演奏、千葉のご当地グルメなど様々な分野のブースがあり、一日では回り切れないほどだ。

車いすフェンシングの体験は、午前と午後で1時間ずつ合わせて40名を予定していた。開場後は、体験参加の予約が続々と入り、午前の予約は早いうちに埋まってしまったようだ。予約をした人は、「全くやったことのない競技を体験してみたかった」と話す。珍しい、滅多に体験できないという点が、予約をした人達にとっては車いすフェンシングの魅力だったのかもしれない。

体験が始まると、まず、日本車いすフェンシング協会の小松理事長の説明のもとで選手たちによるデモンストレーションが行われた。剣を使って相手を突いたり、避けるのが難しそうにも関わらず相手の攻撃をうまくかわしたりする選手たち。車いすフェンシング体験の参加者たちは、その様子に真剣なまなざしを向けていた。説明が終わると、体験がスタート。参加者の多くは、本物の剣と防具を装備したのはおそらくこれが初めてだっただろう。

説明をする小松理事長(中央奥)と参加者たち
説明をする小松理事長(中央奥)と参加者たち

 

参加者の中には、小学生ほどの子供たちが目立つ。多くの子供たちは、初めて剣を持ってうれしそうな表情を見せていた。体験後には、「剣が重かった」、「選手に当たって楽しかった」などと率直な感想を話してくれた。子供だけでなく、大人の参加者も見られる。大人の参加者からは「普段人を刺すことはないから、刺すということ自体が難しい」「こんなに強く刺してやっとポイントになるのかと驚いた」といった感想が聞かれ、実際に体験しなければわからない車いすフェンシングの難しさや面白さを大いに感じていた。

選手(右)に向かって剣を突く参加者
選手(右)に向かって剣を突く参加者

 

多くの参加者が体験をしながら驚きや楽しさを表情に出すのを見て、スポーツにおいて、「体験する」ということがいかに大切かを目の当たりにした。野球やサッカー、バレーボールなどの競技は、テレビでも多く中継され、観戦を楽しむ人が多いスポーツの代表と言える。それは、これらの競技の経験者が多いということが大きな要因であるのだろう。自分でプレーをしたことがあって、ルールや楽しさ、難しさがわかるからこそ、観戦したときにプロ選手のプレーを見て「すごい!」と感じたり、試合経過を見て「勝てるかも!」と展開にドキドキしたりするなどさらに楽しむことができるのだと思う。

オリンピックやパラリンピックのような大きな舞台では特に、選手だけがいてプレーをするのではなく、応援や観戦をする観客が大勢存在する。観客たちが応援や観戦を楽しみ、プレーから元気や勇気をもらうこともスポーツの醍醐味の一つだ。スポーツは選手だけでなく、見る人もいるからこそ楽しさや興奮が広がり、ますます盛り上がっていくのだということをこのイベントを通して改めて感じた。車いすフェンシング協会も車いすフェンシングの開催地である千葉県も、まずは千葉県民に競技をよく知ってもらって、パラリンピックを盛り上げたいという気持ちは一致しているようだ。今回のような体験イベントをきっかけに、千葉県から日本中へ、車いすフェンシングの面白さが広がって、さらにパラリンピックが盛り上がることを願っている。

 

 

(記事・慶應スポーツ新聞会 清野日奈子)

ノーリミッツチャレンジ


 5月31日に、東京ビッグサイトで行われた東京国際消防防災展。このイベントにて東京都主催のパラリンピック体験プログラムNO LIMITS CHALLENGEが実施され、車いすフェンシングから加納慎太郎選手と笹島貴明選手が参加した。


 イベント開始直後、東京都知事・小池百合子氏がNO LIMITS CHALLENGEのブースの視察に訪れた。小池氏は車いすフェンシングのルール説明や加納選手、笹島選手の選手紹介を受けるなどし、競技への理解を深めた様子だった。また両選手から、直接小池氏へ2年後に迫った東京パラリンピックへの意気込みを語るなど、都知事と選手との交流も図られた。


 その後行われた車いすフェンシングの体験プログラムには、会場を訪れた老若男女大勢の人々が参加した。初めに選手2人の紹介及び競技の説明がなされ、選手自らマイクを持って解説が行われた。笹島選手は、車いすが固定されているからこそ生まれる上半身を生かしたダイナミックな動き、そして勝負が決まるスピードの速さが競技の魅力ですと車いすフェンシングの見どころを分かりやすく語っていた。また、質疑応答のコーナーも設けられた。観客から利き手の違う選手同士が対戦する場合についての質問が出ると、加納選手は「ピストを180度回転させて、車いすの向きを調整します」と丁寧に答えていた。


 その後加納選手から剣の持ち方や突き方を教わった体験者が、実際に車いすに座ってマスクをかぶり、剣を笹島選手に突くという体験が行われた最初は普段あまりしない「突く」という行為になれない体験者が多かったが、突きを重ねるうちに感覚を覚えていく様子が見受けられた。体験者の突きを笹島選手がかわしていく体験も行われ、一流選手の技を実感できる貴重な機会となった。また体験会の開始前や合間には、加納選手と笹島選手による5点マッチのデモンストレーションも行われ、集まった観客を大いに湧かせていた。


 車いすフェンシング体験会の合間には、笹島選手が東京消防庁の起震車に搭乗し、大型地震の疑似体験に参加した。今回ビッグサイトに派遣された起震車は全国でも珍しいバリアフリー対応のものであり、笹島選手自身も車いすで生活するようになって初めて起震車に乗ることになったという。笹島選手は震度5と6弱の地震を体験し、大型地震の恐ろしさを改めて実感していた。




 大盛況に終わった今回の体験会。このような活動を通して、車いすフェンシングという競技の認知度がさらに高まることを期待している。


早稲田スポーツ新聞会

藤岡小雪